夜空に浮かぶ目の前の月が霞む

光なんか見えないから
もう、歩けない。
地面に崩れ落ちたら
どこからか声がした
「ちゃんと立てよ 怖気づくつもりか?」
声を気いて
地面這いつくばる俺を見て
鼻で笑う気だろう
いい加減にしろ
そう思うけれど
望み通り、前に進んでやる

夜空に浮かぶ目の前の月が霞む

希望なんか遠になくした
お前なら知ってるだろう
ずっと、俺を笑って来たんだから
「知るわけない
お前は自分の希望なんて見ずに
自分を悲観してた」
そんな事ない
黙ってろよ
歩けば良いんだろう?

夜空に浮かぶ目の前の
月が消えた

「ほら見ろよ、太陽が見えた
後はこれが消えないようにするだけだ。
もし、また夜が来たら
懸命歩くお前を見て笑ってやる」
馬鹿にすんな
それでも、少しだけ助かった気がするから
取りあえずは望み通り
太陽をずっと昇らせておく努力をしてやるよ